こんにちわ。八尾の守山鍼灸整骨院の守山です。
今回は最近増えている自律神経失調症について症状や鍼灸治療でアプローチするツボをご紹介します。
自律神経失調症とは自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスがくずれて身体的症状や精神的症状をおこしてしまう状態です。
①身体的症状
- めまい
- 頭痛
- 動悸
- 不眠
- だるさ
- 食欲不振
- 下痢
- 便秘
- 耳鳴り
- 生理不順
- ほてり
など
➁精神的症状
- 不安感
- イライラ
- 憂鬱
など
近年、自律神経が崩れてしまう理由としては、会社や人間関係の精神的ストレス、身体的ストレスが原因といわれています。
当院にも、年々自律神経失調症の鍼灸で来院される方が増えています。
鍼灸をすることで、直接自律神経に関わるツボを刺激し「交感神経」「副交感神経」のバランスを整える効果が期待できます。
また、当院では患者さんの状態によって、鍼灸のアプローチの仕方や鍼、お灸の強さを変えています。
よく使うツボとしては【太衝】 【三陰交】 【足三里】 【中かん】 【関元】になります。
お腹のツボである【中かん】【関元】。こちらはお灸もよく行います。
自律神経が崩れるとお腹の張った感じや息が浅くなります。こういった症状にもよく効きます。
【枡灸】は、腹部全体を温めることができるので、患者さんに勧めています。自宅でも1時間くらいで作ることができ、セルフケアとしてももってこいです。お腹の冷えはすべての不調にもつながるので、とても大切です。
当院では、優しい鍼でできるだけ患者さんにリラックスしてもらいます。そのほうが過敏になった自律神経をうまく調節できると思っているからです。
【太衝】 【三陰交】【足三里】は、自宅でもお灸をしてもらうことが多いです。次回の鍼灸施術までのセルフケアとしての施灸になります。
自律神経失調症でお困りの方は1つの症状で苦しんでいるというよりはいくつもの症状が重なって苦しんでいることが多いです。
鍼灸をすることで、以前よりもご飯を食べることができたり、夜中に目が覚めない、動悸が収まった、呼吸がしやすい、眩暈がでなくなったりと、普段の生活で困っていたことが改善して楽になることが多いです。
自律神経失調症でお困りの方は、ぜひ鍼灸を試してみてください。