パニック障害と鍼灸について

「発作がひどく一人でなかなか外出できない」
「長く休職していたが復職するために症状を緩和したい」

突然の発作に悩まされることが多いパニック障害。
守山鍼灸整骨院にも、心療内科に通院されている患者様はいますが、その中でもパニック障害を抱えているという患者様が多く来院されます。

そこで今回は、守山鍼灸整骨院での「パニック障害に対する鍼灸施術」をご紹介します。

パニック障害とは?

まずは「パニック障害」について簡単にご紹介します。

パニック障害とは、突然な不安感や、めまい、吐き気、ふるえ、動悸、息苦しさ、発汗などの発作が繰り返し起こる病気のことです。

パニック障害の患者数は増加傾向にあり、人によっては「逃げられない!」という恐怖心からエレベーターや車、電車といった乗り物にものることができなくってしまうほどです。

パニック障害を緩和する方法には、薬や精神療法などがありますが、鍼灸施術にも著しい効果があります。

パニック障害に対する鍼灸施術

守山鍼灸整骨院では、パニック障害に対して以下のような鍼灸施術を行います。

1.腹部へのアプローチ

患者様の症状や状態にもよるので一概にはいえませんが、パニック障害の方は「腹部に張りが出やすい」傾向にあります。そのため、まずは腹部に鍼をして緩めていきます。

症状の中で、「息苦しさ」が主訴の患者様だと、腹部へのアプローチだけでも「息がしやすくなった」と言われることがあります。

そこで、患者様によっては「自宅でできるお灸の仕方」を合わせて指導することもあります。

2.手足の自律神経に関わる「ツボ」へのアプローチ

手足のツボへのアプローチ

手足には数多くの「自律神経に関わるツボ」があります。それらのツボを使って全体の崩れたバランスを整え、吐き気、ふるえ、動悸などを緩和していきます。

3.背部へのアプローチ

背部の肩から腰へ上から順に鍼をしていきます。そうすることによって、首や肩で滞った血液を流すことができるのです。

パニック障害の患者様は、日常生活においてリラックスすることがなかなかできません。すると、肩に力が入ってしまい、首や肩が凝り固まってしまうのです。
血の巡りを良くすることで、リラックス効果を促します。

なお、この鍼灸施術はめまいや不眠にも効果があります。

パニック障害は鍼灸施術で緩和しよう!

個人差はありますが、パニック障害の症状の緩和には鍼灸が非常によく効きます。

なぜなら、パニック障害を抱えている患者様の症状や状態に合わせて腹部・手足・背部の3つを重点的に鍼灸施術を行い、その結果、以前よりも症状が緩和した患者様が大半を占めているからです。

パニック障害でお困りの方は、「鍼灸」という選択肢も考えてみてはいかかがでしょうか。